Wikipedia ARTS 弘道館と京都の文人サロンを開催しました。
遅くなりましたが、当日のレポートです。
2016年2月6日(日)、有斐斎弘道館を会場にイベントを開催しました。約20名の方にご参加いただきました!
会場は、文化3年(1806)に儒者・皆川淇園により創立された「弘道館」を現代の学問所として復興しようと、文化人や企業人が立ち上がり設立した有斐斎弘道館でした。この日は、着物や和小物を身に着けて江戸時代の文人気取りで参加することが推奨され、女性4名と男性2名が着物を着て参加されました。
まずは、オープンデータ京都実践会の青木さんから、オープンデータについてや今日のイベントの内容について説明を行いました。
続いて、太田達さんより、皆川淇園や淇園と交流のあった文化人についてや、当時の弘道館が学問所としてどのような位置づけで存在したかなどのレクチャーを受けました。そして、荒廃していた弘道館の跡地へのマンション建築の動きに対して、保存運動を起こし、弘道館跡地に建っていた屋敷や庭の整備などを実施されている活動についての話や、現在ではこの場所を利用して、茶道、和歌、能に関する講座を「チャカポン(井伊直弼のあだ名。茶の湯と和歌、ポンとなる能の鼓)」という言葉を用いて開催していることなどをお話しいただきました。
そして、素敵なお庭を見ながら茶室へ移動。一つ一つ貴重な器に入れていただいたお茶とお菓子をいただきました。
チャカポンに親しんだ後は、いよいよウィキペディアの記事の執筆です。Miya.Mさんのウィキペディア執筆レクチャーを受け、チームに分かれて作業開始!
京都府立図書館の関連資料を元に編集を行い、皆川淇園、弘道館 (皆川淇園)、富士谷御杖、月僊、幸野楳嶺、与謝蕪村の6点の記事に加筆しました。また、弘道館の写真をコモンズにアップロードして該当項目の加筆に使用しました。